【日本ハム】1―0勝利に新庄監督「しびれた~」 来日1勝のマーフィーを「これから8回で育てようかなと」
◆パ・リーグ 日本ハム1―0オリックス(29日・エスコンフィールド) 日本ハムは3安打1得点でオリックスに勝利し、2カードぶりの勝ち越しを決めた。両軍無得点の8回に「1番・三塁」で先発した郡司裕也捕手が左前へ決勝打。新外国人のパトリック・マーフィー投手が来日初勝利を挙げた。試合後の新庄剛志監督の主な一問一答は以下のとおり。 ―(自ら) 「しびれた~。しびれたね、しびれた」 ―郡司が勝負強い 「勝負強い。その前に打っていなくても、ああいうランナーがいるところで何か期待を持たせてくれる選手なので」 ―8回を3者凡退に封じたマーフィーが初勝利 「うれしいですね。マーフィーをこれから8回で育てようかなと思っていて。金村くんが先発にいったので」 ―それぐらい安定感が出てきた 「いやいや、これから安定感を植えさせるというか、少々の場面、心臓がバクバクする場面で行かせながらじゃないと、成長できないと思うから」 ―投げながら 「そうそうそう」 ―田中正義が9回をしっかり締めた 「なんかワクワクドキドキさせてくれるピッチャーですよね。ほんとに(笑い) ―登場時の演出が新しかった 「あれは僕が。ちょっと(演出が始まるのが)早かったかな。正義くん(のタイミング)はあれでいいんですよ。上の機械をいじくってくれる人が合わせてほしいなって。ラッパ音が鳴ると同時に走り出すぐらいが1番ベストで。今日デーゲームだったから光の加減がね、明るかったのであれが暗くて、ラッパの音を大きく、低音ボイスをちょっと下げてもらいたいなと」 ―こだわりがすごい 「これ、野手も燃えてくるんですよ、ピッチャーだけじゃなくて。ファンのみんなと一緒に『さあ勝ちに行こう』ってところを作り上げていきたい」 ―先発の北山を我慢して7回まで 「まじでもう(ベンチで)『用意して、用意して』って」 ―田宮のリードも 「十分でしょ。何試合0点で抑えてるの」 ―バント処理も好判断だった 「(最初)セカンドに投げようとしたから、セカンド違うよ。えっーって(笑い)。先にファーストやろって。まあまあ冷静に、びっくりしたよ。心臓いくつあっても足りないね。かわいくて仕方ないけどね、こういう一生懸命さを見ると。ほんと幸せですよ」 ―何か不思議で、難しさもある3連戦だった 「野球は不思議なことばっかりある。17安打した後に1安打で4点取って。なんじゃこれ(笑い)。昨日のあれ(試合)勝ちたいね。やっぱりエラーってとこは。でも一生懸命やってます。次のミスにつながらないようにしてもらわないと。皆そういう気持ちでいますけどね」 ―8回は二塁走者の水野も好走塁。キャンプの成果か 「そうですね、大きく回らず。でもあれだけ三遊間を広くしていて、レフト(の守備位置)を前にしていての1点というのは、やっぱりこのエスコンならでは、ですね。エスコンじゃなかったらあれだけ(外野が)前に来ていて帰れないので。それを(ランナーコーチの)森本コーチがしっかり把握して回したってとこです」
報知新聞社