「ハリモトと力比べをすることになる」中国メディアの予言…張本智和がまたしても“中国勢から2勝”の凄み 「いい1年ではなかった」発言に続いた一言
「いい1年ではなかったですけど…」
ただ、沈んだままではなかった。 「今回は3種目すべてだめで、明確にだめだったオリンピックとして次に進めます」 すぐさま立ち上がり、進んできた。そして迎えたWTTファイナルズを終えて、このように語っている。 「オリンピックはメダルを獲れなかったので、いい1年ではなかったですけど、卓球選手として大きく成長できた1年でもあったかなと思います。どんな大会であっても、どれだけ体が疲れていても、どれだけ気持ちが疲れていても、卓球に1年間、全力で取り組めたと思うので、そういった点ですごく成長することができた1年だったかなと思います」 自身、悔しさもかみしめつつ、手ごたえのあったことを言葉にしている。 それは今大会についても変わらない。 「昨日まで勝ったところは自信に変えて、今日、負けたところは反省して、それを繰り返していくだけだと思います。よかった点、悪かった点を反省して、また来年に向けて頑張りたいです」 WTTファイナルズを終えて、世界ランキングは7位から3位まで大きく上げた。 いまや中国の選手たちも認める実力をつけた張本は、競技人生において大きな1年だった2024年を糧とし、これからを見据える。
(「オリンピックへの道」松原孝臣 = 文)
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