ベアトロフィー獲得の古江彩佳「まさか自分が取れる賞とは。日本人初はご褒美」日本人初の快挙
◇米女子ゴルフツアー CMEツアー選手権最終日(2024年11月24日 フロリダ州 ティブロンGCゴールドC=6700ヤード、パー72) 今季最終戦の最終ラウンドが行われ、古江彩佳(24=富士通)は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算13アンダーの8位だった。 ランク2位だった平均スコアを69・99とし、ランク1位だったユ・ヘラン(23=韓国)の70・00を追い抜き、年間最少平均スコアのタイトル「ベアトロフィー」を日本人で初めて獲得した。 古江は「ベアトロフィーは、まさか自分が取れる賞とは思っていなかった。日本人初というのは凄くいいご褒美になったと思う」と快挙達成に顔を綻ばせた。 フェアウエーを外したのは1度だけ。合計パット数25。今季最後のラウンドも古江らしい堅実なゴルフだった。 4番で1メートルにつけると、6番パー5ではバンカーから2メートルに寄せて、8番パー3では2・5メートルを沈めて前半で3バーディーを重ねた。 13番でもフェアウエーから1メートル弱にぴたりとつけてバーディー。15番で唯一のボギーを叩いたものの、17番パー5でグリーン左からアプローチをピン側に寄せて取り返した。 難コースを4日間とも60台で回り「絶対に3アンダー以上で回らないといけないと分かっていたので、それが達成できてうれしい」と誇らしげだった。 2024年はエビアン選手権でメジャー初優勝。そして名誉ある「ベアトロフィー」を手にした。飛躍のシーズンとなった。 古江は「短いオフだけど、リラックスして、また来年に向けて準備したい」と充実感をにじませた。