映画「【推しの子】-The Final Act-」前夜祭舞台あいさつに出席した櫻井海音（撮影・松尾知香）

　俳優の櫻井海音（23）が19日、都内で行われた主演映画「【推しの子】-The　Final　Act-」（監督スミス、20日公開）の前夜祭舞台あいさつに出席。“大嘘つき”な一面を見せ会場を騒然とさせた。 【写真】「29」のフリップを手に笑顔の櫻井海音 　黒のセットアップに、自身が演じたアクアを彷彿（ほうふつ）させる水色のニットを着こなし登場した櫻井。劇中に登場する「15年の嘘」にちなんで「最近ついた“嘘”」について繰り広げられたフリップトークでは、大きく「29」と書き込んだ。 　続けて「これは、ちゃんと事務所とお話した末、“いいですよ”って言われたんで言うんですけど…」と淡々と語り出すと「僕、23歳って言ってるんですけど、実は29歳なんです」と明かし、会場を驚かせた。 　本当なのか嘘なのか分からず、リアクションに迷っている共演者陣をよそに「これはネタとかじゃなくて。やっぱりこの作品にかけてるんで、ネットが盛り上がればいいなと思って…」と説明。 　「転生前の年齢ってこと？」「精神年齢ってこと？」という共演者陣の質問にも「実年齢、実年齢」とかたくなに答えた。そのため、最後の砦ともいえる生年月日を聞かれると「えっと、2000…2000じゃないね」としどろもどろ。 　さらに、干支を聞かれると言葉を詰まらせ、観客からは笑い声が起こった。MCからは「嘘つくの下手ですね！」とツッコミが。「実は29歳」という櫻井の言葉が嘘だと明かされると「…っていう嘘をここでついとかないとっていうくらい、嘘のエピソードがなかったんです」と話した。 　優しい口調と“名演技”もあってか、会場はどう受け止めていいのか分からない雰囲気に。櫻井は「嘘ですよ！？嘘です、ちゃんと23歳です」と念を押すと、マスコミには「嘘つきって書いてください。“大嘘つき”」とリクエストしていた。 　赤坂アカと横槍メンゴによる原作は、2024年12月までにコミック累計2000万部を突破。伝説的アイドル・アイの子供として転生する設定と、“芸能界”という複雑な世界に切り込む斬新なストーリーが、幅広い世代に話題沸騰となった。今回、ドラマシリーズと映画で実写映像化し、世界へ配信する初めての試みに挑む。ドラマシリーズはPrime Videoにて11月28日よりプライム会員向けに世界独占配信されており、その続きとなる映画「【推しの子】-The　Final　Act-」が20日より全国公開となる。 　この日は主演の櫻井海音、齋藤飛鳥をはじめとし、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、金子ノブアキ、スミス監督の総勢8人が登場した。