川崎Fvs東京Vは両者譲らずゴールレスドロー…川崎Fは4試合未勝利&無得点、東京Vは6試合無敗
明治安田J1リーグでは20日、第9節の川崎フロンターレvs東京ヴェルディがUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた。 【最新順位表:Jリーグ】川崎F、東京Vの状況は? 現在、川崎市を本拠地とする川崎Fと、かつて同市を本拠地としていた東京Vの一戦だ。 第5節のFC東京との多摩川ダービーで今季2勝目を挙げたものの、その後は3試合未勝利に加えて、無得点と調子が上がり切らない16位・川崎F。同日に誕生日を迎えた鬼木達監督に花を添える形で浮上のきっかけを掴みたいところ。今節に向けては、前節から山本悠樹、瀬古樹、家長昭博に代えて、ゼ・ヒカルド、山田新を起用。ファンウェルメスケルケン際が今季リーグ戦初先発を飾った。 一方、16年ぶりのJ1の舞台で善戦するも、試合を締め方に課題を残している15位・東京V。5試合負けなしではあるものの、1勝4分けと勝ちきれない試合が続いている。この一戦に向けては、宮原和也、前節負傷交代した谷口栄斗に代えて、千田海人と翁長聖を起用した。 16年ぶりの対戦となったゲームは、6分、7分と木村勇大が立て続けに川崎Fゴールに迫るなど、アウェイの東京Vが序盤から攻勢に出る。対する川崎Fも次第に敵陣に侵攻し始めると、20分には脇坂泰斗が右ポスト直撃のシュートを放つなど、一歩も引かない。 両者譲らず、激しい球際勝負が繰り広げられる中、前半終盤に差し掛かると前線からプレスをかける東京Vにチャンス到来。34分、GKチョン・ソンリョンのパスを木村がブロックすると、こぼれ球を染野唯月がボックス手前からシュートを放つ。しかし、GKチョン・ソンリョンに弾かれ、最後は大南拓磨にクリアされた。 その4分後にもゴール前のGKチョン・ソンリョンに圧力をかけた染野がブロックでゴールを脅かすなど、不安定なビルドアップを見せる川崎Fを脅かす。対して、ヒヤリとする場面を立て続けに迎えた川崎Fは44分にエリソンがミドルシュートを放つも、わずかにゴール右外へと外れた。 後半に入ると、前半はやや苦しんだ川崎Fが攻勢に。47分には一本のパスで抜け出したマルシーニョがボックス左からシュートを放つが、ボールはゴール右外へ。53分には脇坂がゼ・ヒカルドとの2度のワンツーで東京V守備陣を打開。エリソンを経由して最後はマルシーニョがボックス左から右足で合わせるも、ここはGKマテウスにパンチングで防がれた。 押し込まれる時間帯が続いた東京Vは77分、齋藤功佑に代えてチアゴ・アウベスを投入。するとその3分後、チアゴ・アウベスのキープからボックス左に走り込んだ森田がゴール前にクロス。染野が左足で合わせたが、左サイドネットに嫌われた。 両チームともに交代カードを切りながら、ゴールを目指すものの、試合は動かないまま終盤へ。東京Vは後半アディショナルタイム1分、深澤大輝のクロスに染野、直後には右CKを千田海人がそれぞれ頭で合わせるも、あと一歩のところでゴールならず。そのまま試合終了となった。 これで川崎Fは4試合未勝利、無得点。対する東京Vは6試合負けなしとなった。