『オレンジ危機』オレンジジュース「バヤリース」など販売休止に 原産国の不作、円安で買い負け… 「国産みかん」が救いの一手となるか
■国産みかんが活路となるか
また、京都には国産みかんの需要の高まりを受けて、動き出した企業もある。 日本果汁 生産部 山本和雅センター長:大体1時間に1000本ぐらい作れる処理能力の機械になっています。みんなで機械を使うのにひーひー言いながらやっております。 国産フルーツジュースの製造などを行う「日本果汁」は、2023年8月、新たに工場を増設した。 これまで、安い輸入果汁と比べると国産果汁は“高級品”だったが、現在の高騰を受けて、国産果汁への問い合わせは2倍以上に。国産果汁を使ったみかんジュースは欠品になりそうな勢いとなっている。工場を増設することで生産力を高め、対応していく狙いだということだ。 日本果汁 河野聡社長:日本の農家さんに少しでも元気になってほしいというのが会社としてありますので。すごくおいしいので、できるだけ認知が広がるようにしたいなと思っています。 多くの人が愛するオレンジジュースの危機に、国産みかん果汁は救いの一手となるのか。「日本果汁」によると、みかん農家の高齢化や、昨今の異常気象などの影響で、国産みかんの生産量を増やす難しさがあるとのこと。 新たな活路を探っていく必要がありそうだ。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年6月4日放送)
関西テレビ
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