羽生選手のエキシビション曲で話題の若き3大テノールIL VOLOが初来日
日本の女性、本物の寿司を大絶賛
そして日本人女性の印象について聞かれると、3人は口々に「キレイ!」「みんなキレイ!」「あなたキレイ!」と日本語で大盛り上がり。 「皆さんとても美しいだけではなくて、女性にとって大事なポイントだと思いますが、日本の女性にはエレガンスがある」とジャンルカが真面目なコメントで締めていた。 なお、3人は寿司が大好物のようで、寿司についても熱弁。 「ヨーロッパでは日本というとイコール、スシ。イタリアには、アメリカを通してスシ文化が入ってきたので、私たちが考えるスシはアボカドが入っていたりソースがかかっていたり、アメリカナイズされたスシなんです。でもそうじゃない、シンプルな自然な素材を使った日本のスシを食べて、これがスシなんだと発見しました」と、来日中は毎日寿司を食べたいと力説。 「まだまだスシを食べたい。オナカスイタ!」とイニャツィオが日本語をまじえ笑いを取っていた。 今回の来日では東京と川崎でコンサートを開くが、 「それ意外にもバカンスにくるのにもすばらしい国だとわかりました。たとえば、いろいろな地方へいって古い家や歴史にふれてみたい。とくに京都に行ってみたいですね」とのこと。
イタリア、海外ではすでに若き3大テノールとしてスターに
年齢も22歳から24歳とフレッシュだが、イタリアをはじめ海外ではすでに若き3大テノールとしてスターの座に駆け上がっている。オペラのアリアもポップスのスタンダードも自在に歌い上げ、ソロパートでは三者三様の個性が輝く。3人の声がひとつになるときの重層的なハーモニーの躍動感ある美しさは、オペラファンからポップスファンまでを虜にしてきた。昨年はイタリア・フィレンツェで世界3大テノールの一人、プラシド・ドミンゴと共演。会場のサンタ・クローチェ広場を3万人の聴衆が埋め尽くした。 「私たちイタリア人ですので先のことは考えません。きょうがいつも最後の日だと思って、きょうをエンジョイして生き抜くと、そういう方針でやっています」と、あっけらかんとしたコメントを残し、「チャオ!」と会見場を後にした3人。日本でもブレークなるか。 (取材・文・撮影:志和浩司)