2023年度も勝ちまくった藤井聡太八冠 最優秀棋士賞は選考委員の満場一致で決定 4年連続で受賞
昨年度の将棋界で最も活躍した棋士に贈られる将棋大賞の最優秀棋士賞に、愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠が4年連続で選ばれました。 昨年度も大活躍の藤井八冠。最優秀棋士賞は選考委員の満場一致で決まったということです。 昨年度の藤井八冠の活躍を振り返ります。 6月、将棋界で最も歴史のある名人のタイトルを獲得しました。 「名人という言葉には子どもの頃からあこがれの気持ちを抱いていたので、ただその立場になってみると、それで終わりということではなく、その先がずっとあるので、しっかり見据えてやっていきたいという気持ちです」(藤井聡太八冠)
勝率は8割5分1厘で全棋士のトップ
10月、王座のタイトルを獲得して前人未到の8大タイトル制覇を成し遂げました。 「瀬戸の誇り。みんなで応援してきたかいがあったと思います」(瀬戸市民) 「全冠制覇にチャレンジできる機会は、今後なかなか来ないと思っていたので、今回達成できたことは、すごくうれしいです」(藤井八冠) 藤井八冠の2023年の成績は46勝8敗で勝ち数は全棋士の中で3位。 勝率は8割5分1厘で、全棋士のトップ。2023年も勝ちまくった1年でした。
対局の他に多くのイベントにも引っ張りだこ
今や将棋界の顔といえる藤井八冠。 対局の他に多くのイベントにも引っ張りだこです。 3月には瀬戸市でおこなわれたイベントに参加していつも声援を送ってくれる地元に恩返ししました。 「瀬戸線は子どもの頃から乗っている路線で、何回乗ったか数えきれない。乗っていると非常にカーブが多いというのがあって、乗っている方としては、景色の変化もあったりして楽しい路線だと思っています」(藤井八冠) 地元・瀬戸市を走る名鉄瀬戸線で企画された将棋をあしらった特別車両「将棋とれいん」に乗車し、慣れ親しんだ車内で出発アナウンスを披露しました。 新年度がスタートし、さっそく4月にはタイトル戦が控えます。 先日、棋王のタイトル防衛を果たした直後の会見で2024年の決意を述べました。 「次は4月からの名人戦、叡王戦となるので、そちらに向けて準備をしっかりしていきたいと思います」(藤井八冠) すべてのタイトルを手にしている藤井八冠の今年度の注目は、八冠をいつまで保持できるかです。 今年度も藤井八冠の戦いに大きな注目が集まります。 (4月2日 15:40~放送メ~テレ『ドデスカ+』より)