センバツ高校野球 「慶応」揮毫 思い託す 入場行進のプラカード 千葉・国府台高書道部 /神奈川
◇「周りを圧倒できるように」 「書の甲子園」の愛称で知られる「第31回国際高校生選抜書展」団体の部で初の全国優勝を果たした千葉県立国府台(こうのだい)高校(市川市)の書道部が、第95回記念選抜高校野球大会に関東・東京地区から出場する4校のプラカードの校名を揮毫(きごう)した。3月18日の開会式の入場行進で掲げられる。 4人の2年生部員が1校ずつ分担し、練習を重ねながら筆を進めた。専大松戸(千葉)を担当した熊井萌伊里(めいり)さん(17)は「入場する選手たちの気持ちを想像し、『堂々と歩けるように』という気持ちを込めた」。慶応(神奈川)を担当した辻本美咲さん(17)は「プラカードの文字だけで周りを圧倒できるように書いた」と話した。 東海大菅生(東京)を担当した吉田ゆりさん(17)は、実際にプレーする様子を動画で見た上で書いたといい、「優勝してほしいという気持ちを込めた」と語った。二松学舎大付(東京)を担当した秋庭咲愛(さくら)さん(17)は「強く見えるよう力強い文字で仕上げた」と述べた。【石塚孝志】