富山後援会から贈られた化粧まわしで土俵入りする朝乃山＝東京・両国国技館

　能登半島地震の被災地支援のための「勧進大相撲」は16日、東京都墨田区の両国国技館で開催され、朝乃山（富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋）や石川勢の大の里（津幡町出身）、遠藤（穴水町出身、金沢学院大附属高OB）ら北陸出身力士が会場を盛り上げた。約7千人が北陸に思いを寄せ、復興を願った。入場料収入や募金は被災地に全額寄付する。 【写真】能登半島地震の被災地支援として開催された勧進大相撲で観客を出迎える朝乃山（右端）=両国国技館 　　●7000人、被災地に思い 　勧進相撲は寺院や神社などの建立、修繕の寄付を募るために相撲を披露する行事。1962年に大阪・四天王寺の復興を目的に開催されて以来、62年ぶりとなった。 　協会あいさつでは春日野事業部長（元関脇栃乃和歌）が「勧進大相撲による寄付で被災地の一日も早い復興に少しでもお役に立てるよう祈念する」と述べた。