ノロノロ台風10号 影響長期化 熱帯低気圧に変わっても大雨に厳重警戒
台風の大雨 洪水から避難する時に 注意すべきこと
今後も台風10号による大雨の影響は続く見込みです。雨量が多くなると浸水や河川氾濫のリスクが高まりますが、もし周囲の土地が水に浸かってしまった場合、避難する時の注意点が4つあります。 ①正確な情報収集を心掛け、危険を感じたら、できるだけ早く避難しましょう。情報収集は、テレビやラジオ、インターネットなどを使い、川や用水路などを実際に見に行くのは絶対に止めてください。 ②動きやすい恰好を心掛けましょう。荷物はリュックに入れて、両手を使えるようにしてください。靴は、長靴よりも、紐付きの運動靴の方が、おススメです。 ③氾濫した水の流れは、思ったよりも、勢いが強いものです。水の深さが膝くらいまであると、大人でも歩くのが困難になります。水の中を歩くのが困難な場合は、頑丈な建物の上の階に避難するのも、身を守る方法の一つです。 ④氾濫した水は、濁っているので、足元が見えにくくなります。側溝などに落ちないよう、棒で足下を確認しながら、移動してください。
日本気象協会 関西支社 小寺 啓太