中国のスター歌手、チャン・ユーハンさん（65）が15日、都内で記者会見を開き、自身初となる日本公演を行うことを発表しました。 チャンさんは韓国・ソウル出身で、1984年に歌手デビュー。独特な歌声で多くのファンを魅了し、多数のヒット曲を持つ中国の国民的アーティストです。昨年、“中国版の紅白歌合戦”ともいわれる娯楽番組『春節聯歓晩会』への出演で再ブレークを果たし、中国の大ヒットドラマに楽曲が使用されるなど、若者層にもファンを拡大。香港、台湾、マカオ、アメリカなどでも注目されています。そんなチャンさんの初の日本公演が10月8日に東京ガーデンシアターで行われることが発表されました。

■「日本には100回以上来ているかもしれない」チャンさんの日本への思い

日本を公演の場所に決めた理由について聞かれると、チャンさんは「私は1982年に（初めて）日本に来ました。1982年の6月に３か月来てアルバイトをしました」と、初めて来日した時のことを振り返りました。そして「ここ（東京）で３か月働いた思い出、青春全てつまっているので（公演場所に）東京を選びました。私にとって日本で公演できることは夢をかなえること」と、念願がかなう喜びを語りました。 そして「日本にはかれこれもう100回以上来ているかもしれない。日本のことがとても大好き」と、日本への愛をアピールしました。

■公演は「みなさんの2時間に私の40年分を表したい」

今回の公演は、チャンさんが中国本土、台湾、マカオなどを巡ったツアー『人生的路（人生の道）』の日本公演。チャンさんは「私のこの長い40年間の間に私の人生はつまっていて、みなさんの2時間に私の40年分を表したくてこの『人生的路（人生の道）』というタイトルにしました」とツアータイトルに込めた思いを明かしました。 さらに「この2時間に笑いもあれば悲しみもあるし、感動することもあるし、たくさんの愛情もあったりもします。家族の愛だったり、友達の愛情だったり、恋人の愛情だったり。たくさんの感情がつまった公演になっています」とツアーを表現しました。