尾道市立市民病院が解決金約3265万円 8年前に50代男性死亡の医療ミス 広島
広島県の尾道市立市民病院は、2016年10月に手術を受けた50代男性が医療ミスで死亡していたことを明らかにしました。病院は遺族に対し解決金として約3265万円を支払う方針です。 病院によりますと、男性が左肺を全摘出する手術を受けた際、医師が肺動脈血管を損傷させる医療ミスが発生し、男性は出血により翌日死亡しました。 病院は手術直後から過失を全面的に認め、医療事故として遺族と協議を続けていたということです。 尾道市立市民病院の廣岡孝彦院長は「患者さんの家族の皆様に深くおわび申し上げます。今回の事故を教訓にしてこのような事故を繰り返すことのないよう安全な手術を行うための管理体制の強化と徹底を図り、再発防止に向けて全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。