【ロッテ吉井理人監督と一問一答】自身の2年目は「お前は爪隠しっぱなしや」って(笑い)
◇パ・リーグ ロッテ9―6日本ハム(2024年7月3日 エスコンF) ロッテが日本ハムを下し、エスコンフィールドでの連敗を「7」で止めた。 2回に3点を先制したが、先発の高卒2年目・田中晴也が5回にレイエスに逆転満塁打を浴びた。 この球場は鬼門なのかと思われたが、6回に相手3番手・ザバラの守備のミスから一気に攻略。満塁で1軍昇格4戦目の藤原が左線2点二塁打を放って逆転。さらに荻野の投手強襲安打などで一気に5点を挙げた。 田中晴は5回5安打5失点ながらプロ初勝利。「一番やってはいけないビッグイニングをつくってしまった」と反省したが、打線の援護でうれしい白星をプレゼントされた。 試合後、吉井監督との一問一答は以下の通り。 ――高卒2年目の田中晴也投手がプロ初勝利。 「良かったですよ。勉強になったところもいっぱいあったと思いますけど、5回しっかり投げてくれたんで良かったです」 ――高卒2年目で初勝利は立派? 「そうですね。自分のこと考えると2年目いうたら(近鉄の)2軍で四球連発して2軍の監督に『能ある鷹は爪隠すっていうけど、お前は爪隠しっぱなしや』って言われていたころですね。ほんまに言われたから」 ――今後も期待したい? 「そうですね。真っすぐをしっかり投げられるんで。レベルはこれから上がると思うけど、ある程度コースに投げられるんで。いいピッチャーになると思います」 ――打線もつながった。 「流れ的に最低最悪の流れだったんですけど、あの6回どうやってこっちに流れが来たのかちょっと分からないですけど。先頭の四球かな?なので反対を言えばこっちも回の先頭はしっかり抑えていかないといけないと思うので、友杉がエラーしましたけど、ああいうことがないようにきっちりやっていきたいと思います」 ――逆転二塁打の藤原はいい打撃。 「足上げてさっぱりタイミング合ってないですけど、追い込まれてノーステップになってからはしっかり打ってるんで。ああやって調子上げていってほしいなと思います」 ――開幕から7連敗中だったエスコンフィールドでやっと勝った。 「初勝利ですね。いや、特にないです。明日もしっかりやろうと思います」