渾身のZINE『のへのISSUE3』が完成!青森と岩手をまたぐ「戸(のへ)」エリアの文化に触れる
風流山車まつりだけで「27か所」見に行く執念
「僕の住んでいる地域にも、100年以上の歴史がある山車組があって、毎年八戸三社大祭の時期には、制作などで関わっています。あるとき、近隣のまつりがどんなものか見に行ったら、小さいながらも楽しそうで。どこのまつりの山車も似たようなものだと思っていたんですが、地域ごとに違いがあることにも気づきました。それで、各風流山車まつりを一覧で見られたらいいなと思って、この特集をつくることにしました」 山車とひとくちに言っても、地域ごとに異なる特徴や歴史があることが、見比べることでより理解できます。また、どこの風流山車も豪華絢爛で、まつりの様子も活気にあふれ、ページをめくるのが楽しくなります。 聞くと、まつりの取材はすべて2023年の例祭シーズン(5~9月)に行ったとのこと。2023年に戸エリアで風流山車が運行したまつりは28あり、うち27のまつりを見に行ったというから驚きです。 「すごく大変でした(笑)。平日にそれぞれのまつりのスケジュールを調べて、週末に現地に行くというのを繰り返しました。多い日には1日3か所、100キロ以上移動して巡りました」 もはや執念さえ感じる渾身のまつり特集も必読です。 『のへの ISSUE3』は、青森県や岩手県の書店をはじめとする取扱店、もしくはオンラインで購入できます。東北の厳しい自然環境にあって、脈々と受け継がれてきた豊かな文化に、ぜひ触れてみてください。 information 『のへの ISSUE3』 価格:1760円 発売:のへの Web:のへのオンラインショップ *価格はすべて税込です。 writer profile Mao Yoshida 吉田真緒 よしだ・まお●東京都出身。育ったのは自然豊かな奥多摩町。編集制作会社勤務を経て2012年に独立。まちづくりやコミュニティ、ライフスタイルをメインテーマに、取材・執筆をしている。転勤族の夫の都合で2020年に南仏へ移住、2022年に青森県へ移住。次はどこに住むのかわからぬ旅がらす。 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。