「声を失っても自分の声で」AI技術が難病の大学生をサポート 熊本
熊本朝日放送
筋肉が固まる進行性の難病を患う熊本市の大学生、山本栞奈さん。生きるため必要になる気管切開で声を失うことになりますが、東京のIT企業から、あるものが届きました。 栞奈さんのもとに届いたのは、音声AIアプリ。 「自分の声を聞くのって恥ずかしいですけど、違和感なく聞けたらいいなと思います」と話していた栞奈さんが、文章を入力すると… 「私の名前は山本栞奈です」「大学4年生になりました」と、収録した栞奈さんの声をもとにAI技術で生成された声がスマートフォンから流れました。 栞奈さんをICTで支援するハッピーブレインと東京に本社を置くIT企業サイバーエージェントが連携して開発しました。 ハッピーブレイン池田竜太さんは「いつも話している声ですね。本当に本人と話している感じで聞きました」と話します。 栞奈さんも「スムーズで違和感なく聞くことができて、恥ずかしさより感動がすごかったです」と驚いた様子でした。 栞奈さんが声を失っても、自分の声で会話ができます。