東北の夏を盛り立てる「盛岡さんさ踊り」4日間に幕
岩手県盛岡市の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」が、1日からの4日間開かれた。今年は、昨年より4団体少ない254団体延べ約3万4333人が参加。東北の夏祭りシーズンの開幕を鮮やかに盛り立てた。 豪雨に見舞われて開催が危ぶまれる日もあったが、今年も無事4日間の全日程を終えた。開催期間中の夜は「さんさ太鼓」の力強いリズムに合わせ、幸福を呼ぶとされる意味の「サッコラチョイワヤッセ!」の掛け声とともに踊り手たちが溌剌とした踊りを見せた。 盛岡商工会議所によると、「さんさ踊り」は江戸時代から盛岡市周辺で踊られていたもので、各地でまちごとに特有の踊り方が形成されていった。1977年に「さんさ踊り」を盛岡市の祭りの目玉にしようと、リズムや振り付けを統一した「盛岡さんさ踊り」が誕生。地域の老若男女誰もが一緒に踊れる祭りとして愛され、今年で39回目の開催となった。 最終日の4日は約1千人が「さんさ太鼓」を打ち鳴らす「世界一の太鼓パレード」が行われ、熱気に包まれた盛岡の4日間が幕を閉じた。(THE EAST TIMES)