両者のパンチが交錯（撮影・蔦野裕）

「K-1 WORLD MAX」（7月7日、東京・国立代々木競技場第二体育館）で行われたフェザー級の一戦で、同級王者の軍司泰斗への挑戦をアピールしている兼田将暉（RKS顕修塾）と寺田匠（team VASILEUS）が対戦した。試合は一進一退の攻防を制した寺田が2-0の判定勝ちで勝利を収め、リングサイドの軍司に挑戦をアピール。軍司も受諾し、9月大会でのタイトル戦が濃厚となった。 　試合は　リングサイドで軍司が試合を見守る中、ゴング。 　1R、サウスポーの兼田とオーソドックスの寺田。ロー、左カーフを飛ばす寺田。兼田は右ジャブからワンツー。寺田のローに左フックを合わせる兼田。圧をかける兼田に寺田は左カーフ。兼田は圧をかけて右ジャブから左ストレート。兼田が前蹴りもそこに寺田が左ロー。寺田の右ハイは兼田がスウェー。寺田は前蹴りと左ロー。兼田はワンツー。寺田の右インローにカウンターで左ストレートの兼田。寺田は右ミドル。

寺田のミドルに兼田が左ストレートを合わせる（撮影・蔦野裕）

　2R、圧をかける兼田。寺田のローに左ハイの兼田。兼田が左ミドルを蹴れば寺田は右ハイを返す。兼田はワンツー。寺田は右ミドルう。兼田はワンツーから回る。寺田は右ミドル。兼田はジャブから回って左のパンチ。寺田の右のパンチにカウンターを合わせる兼田。寺田は右ミドル。兼田は右ジャブを突いてからノーモーションの左ストレート。寺田は左ロー、右ミドル、左フックを当てていく。兼田は寺田の蹴りにカウンターで左ストレート。 　3R、兼田はパンチから右カーフ。兼田近い距離でが小刻みなパンチ。そしてロー、右ボディー。寺田は前蹴りから圧をかけるが、兼田が小刻みなパンチ。寺田が左目付近から出血。しかし寺田もローからパンチ。兼田もローを返すと効かされる寺田。寺田の右インローがローブローで一時中断。兼田はワンツーからヒザ、ワンツーから左ミドル。しかし寺田は左ジャブ、前蹴り、右ボディー。兼田は右ジャブから左アッパーは空振り。終了間際、寺田が右フック。これでバランスを崩した兼田に寺田が右ミドル。そこから連打をまとめた寺田。 　判定が難しい試合となったが30-30、29-30、29-30の0-2で寺田が勝利を収めた。