「本家」の兵庫・西宮神社より先に、「福男」ならぬ「福の神」目指し城下町を全力疾走
上田市の旧北国街道柳町、今年で2回目のイベント
参拝一番乗りを目指して境内を疾走する西宮神社(兵庫県)の「福男選び」を参考にしたイベント「福柳神(ふくりゅうじん)」が3日、上田市中央4の旧北国街道柳町で開かれた。長野大(上田市)の有志による実行委員会の主催で2回目。市内にゆかりのある大学生や社会人ら約60人が、約240メートルの直線を全力疾走した。 【写真】「お楽しみ部門」にはコスプレ姿の参加者も
地元の大学生企画、歩行者天国の通りで実施
前列でスタートする「本気部門」と後列の「お楽しみ部門」に分かれ、歩行者天国となった柳町通りで実施。参加者は午前10時に鐘の音で一斉に走り出し、息を切らせながらゴールを目指した。 1~7位には柳町の事業者が提供する景品や賞状などが贈られた。1着の福柳神となった上田西高校3年の木次志颯(しりゅう)さん(17)=東御市=は、硬式野球部で昨夏の甲子園に出場。「最後は脚が上がらなかった。今年から大学に行くので勉強と部活を頑張る1年にしたい」と汗を拭った。 イベントは年末年始に帰省しない学生と地域の交流を目的に昨年始まったが、今回は幅広い年代に楽しんでもらおうと中学生以上に対象を拡大。実行委員長で長野大環境ツーリズム学部3年の石塚雅人さん(21)は「たくさん集まってくれてすごくうれしい。恒例の行事になっていってほしい」と話した。