エミネム、最新アルバム『The Death of Slim Shady』でチャートの自己最高記録を更新
エミネムの新しいアルバムがついに完成し、このままチャートを下降していくかと思われた矢先、彼はこのアルバムに対する人々の関心を再び高めるようなことをやってのけた。彼の最新アルバム『The Death of Slim Shady(Coup de Grâce)』は、米国内の多くのランキングでその順位を上げ、その内1つのランキングでは高順位を獲得した。 今週、『The Death of Slim Shady』のレコード盤の出荷が始まり、ビルボードのVinyl Albumsチャートにランクイン。初登場で2位を記録した。 発売されるやいなや、『The Death of Slim Shady』はVinyl Albumsチャートにおけるエミネムの自己最高記録を更新することとなった。彼がこのチャートでこれほど首位に近づいたのは初めてで、彼にとってはエキサイティングなことだろう。しかし、首位に近づきながらもそれを逃すのは、少し悔しいことでもあるはずだ。 今週の自己記録更新まで、エミネムの『The Marshall Mathers LP 2』と『Music to Be Murdered By』の2つのアルバムがVinyl Albumsチャートで最高4位を記録しており、これが彼にとっての自己最高記録だった。 エミネムがこれまでに発表したアルバムの中で、Vinyl Albumsチャートにランクインしたのはわずか5枚だ。『The Death of Slim Shady』が12枚目のソロアルバムであることを考えると、これはかなり少ない数字と言える。上記の3枚のアルバムの他には、『Curtain Call』(20曲入りバージョン)と『Fortnite Radio』の2枚が同チャートにランクインしている。偶然にも、それらは互いに数年違いで8位を記録した。 『The Death of Slim Shady』は、ビルボードが発表している他のチャート(The Billboard 200、Top R&B/Hip-Hop Albums、Top Rap Albums)にも16週連続でランクインしている。 音楽分析プラットフォームのLuminateによると、『The Death of Slim Shady』は、この1週間で全米で1万6800枚を売り上げた。そのうち何枚がレコード盤、デジタル版、CDなのかは不明だが、レコード盤の出荷開始がこの売上枚数を倍以上に増やし、各チャートへのランクインを後押ししたようだ。
Hugh McIntyre