ドローンを使って処方された薬を離島に運ぶ 九州初の実証実験
ドローンを使って処方薬などを離島に運ぶ実証実験が福岡市で行われました。九州では、初めての試みということです。 【写真で見る】九州初 ドローンを使って処方薬などを離島に運ぶ実証実験
オンライン診療で処方された薬を能古島に
福岡市で実施された都市型ドローン配送の実証実験。オンライン診療で処方・服薬指導された薬を運送業者が早良区内の薬局や医療機関で回収し、西区小戸のヨットハーバーまで車で運びます。その後、薬をドローンに載せ替え、離島の能古島まで飛ばします。
「飛行レベル2」
RKB町田有平記者 「今、ドローンが離陸しました。2キロほど離れた能古島を目指します」 ドローンの操縦は、離着陸だけ手動で行い、目視での安全確認以外は、自動で運航する「飛行レベル2」です。オンラインで処方された薬をドローンで配送するのは九州では初めてのことです。
「市場としてかなり大きな規模」
離陸から約10分後、能古島の運動公園にドローンが到着しました。 西久大運輸倉庫 伊東健太郎社長 「無事に到着して安心しました。我々が得意とする陸送と組み合わせたというのが、意義があることかなと思っています。ドローン輸送は市場としてかなり大きな規模があるので、そこに参入できればと思っています」
今後も継続して実験
ドローンを使った実証実験は、離島だけでなく、山間部から都市部への配送などでも行われています。将来的には、個人宅に直接配送することも視野に今後も実験が進められます。