【速報】恵方巻きで食中毒…営業禁止処分のすし店 あす処分を解除 店は12日まで営業自粛の意向
寿司店の恵方巻を食べた人が、食中毒を発症した問題で、営業禁止処分となっていたすし店について、姫路市保健所は10日付で処分を解除すると明らかにしました。店側は12日まで営業を自粛する意向です。 姫路市保健所によりますと、2月2日から3日にかけて市内の寿司店「雷寿司」が販売した節分の恵方巻を食べた1歳から91歳までの男女あわせて150人が下痢などの症状を訴えました。重症者はいませんが、1人が念のための入院をしたということです。 保健所は食中毒と断定し今月4日、店を営業禁止処分にしていました。 8日姫路市保健所は調査の結果、食中毒の原因物質は「黄色ブドウ球菌」とみられることがわかったということです。 保健所によりますと、薄焼き玉子でウナギ、焼きアナゴ、エビを巻く作業をしていた従業員1人の手指検査から黄色ブドウ球菌が検出されたということです。従業員は使い捨て手袋を着用していましたが、手洗いが不十分だったなどの理由で手から菌が移り、その具を使った巻き寿司が、常温で長く保存されている間に菌が繁殖したとみられています。 姫路市保健所は食品衛生上の危害の除去及び再発防止策が講じられたとして、営業禁止処分を10日付で解除すると発表しました。一方で店側は12日まで営業を自粛する意向です。