レアル・マドリーとの対戦は望まず?退団報道のナチョ、MLSでのプレーを希望か
レアル・マドリーDFナチョ・フェルナンデスは今季終了後、MLS(メジャーリーグサッカー)でプレーすることを希望しているようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。 レアル・マドリーの下部組織出身で、2011年にトップチームに昇格して以降、同クラブ一筋でプレーしてきたナチョ。複数の守備的ポジションをこなせるユーティリティ性が重宝され、これまで公式戦355試合に出場してきた。在籍12年目を迎えた今季も36試合に出場。今月17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのマンチェスター・シティ戦では、エースのFWアーリング・ハーランドら強力攻撃陣を封殺する活躍を見せた。 そんなナチョは昨季、前半戦に出場機会が減少したことをきっかけにクラブを離れる可能性が浮上したものの、最終的には残留を決断。しかし『マルカ』によれば、今夏ついにクラブを離れる決意をしたとのこと。対するクラブも彼の意思を尊重するようだ。複数クラブが獲得を狙っており、先日には昨季にも興味を示したとされるインテルが関心を寄せていると伝えられている。 しかし、ナチョ本人はMLSでのプレーを望んでいるようだ。今回の報道によると、ナチョはレアル・マドリーと対戦する可能性のあるヨーロッパのクラブではプレーする気はない模様。家族との生活も考慮した上で、新たなチャレンジとなるアメリカ行きを前向きに検討しているとのこと。なお、サウジアラビアのクラブも獲得に関心を寄せているものの、同選手の移籍先の候補には入っていないとのことだ。 一方、ナチョが退団する可能性が浮上したレアル・マドリーは、その穴埋めにリールDFレニー・ヨロを筆頭に補強を計画。現在、アラベスにレンタル中のU-21スペイン代表DFラファ・マリンの復帰も選択肢の一つだと伝えられている。