日本銀行高知支店は県内の景気について「緩やかに持ち直している」と2カ月ぶりに判断を引き上げました。 日銀高知支店によりますと、10月中旬以降の県内の景気について主に観光の回復や個人消費の堅調な推移から「緩やかに持ち直している」と2カ月ぶりに判断を引き上げました。観光は、8月に台風や南海トラフ地震臨時情報の影響により主要観光施設への入込客数や宿泊客数が減りましたが、例年並みの水準に持ち直しました。 個人消費は、百貨店などでの高額商品や食料品の売れ行きを踏まえ「堅調に推移している」としました。最低賃金の引き上げや企業の賃上げにより労働者の所得環境が改善されたことが要因と見ています。