ワントラム出発進行! 愛犬と一緒に市電 富山・八人町振興会 10月マルシェに合わせ ケージなしで周遊「気軽に遊びに来て」
富山市八人町地区自治振興会と市などは10月6日、愛犬と一緒に市内電車に乗れる「ワントラム」を走らせる。旧八人町小で同日開く「ハチマルシェ」に合わせた企画で、犬と過ごせる日常をつくり、住民同士や世代間交流を図り、まちなかのにぎわいにつなげる。 通常、公共交通機関に乗る際、動物は「手回り品」としてケージに入れての移動となる。八人町地区自治振興会は犬にも子どもにも優しいまちを目指し、富山地方鉄道の協力で、ケージなしで愛犬と共に周遊できる市内電車「ワントラム」を企画した。 ハチマルシェではワントラムのほか、愛犬向けのマッサージをはじめ、人も犬も食べられるクッキーなどを販売する。 八人町地区では昨年11月から旧八人町小跡地を活用した交流イベント「ハチマルシェ」を開いている。「犬と子ども」をテーマに多彩なブースや体験を用意。4月に開かれた第2回では約3500人が訪れ、「ペットを飼っていなくても楽しめる」「若者が町に集っているのがうれしい」との声が寄せられた。 ワントラムは予約抽選制で、20日まで協力企業のスカイラボ(砺波市)公式LINEで受け付ける。ハチマルシェ会場や八人町で散歩を楽しんだ後、桜橋―富山大学前駅の市内電車に乗り、周遊や写真撮影を満喫できる。 実行委員会は9月30日までクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。協力者にはハチマルシェの割引チケットや愛犬をデザインできるオリジナルグッズなどを用意した。 実行委の担当者は「アットホームな雰囲気なので、気軽に遊びに来てほしい」と呼び掛けた。