「勝てれば、どういうサッカーかは気にならなくなる」岩手DF西大伍が初優勝した “古巣”神戸の強さを分析!「何が変わったかというと...」
「日本人の監督で、戦術をガッツリ持っている人っていなくて」
J3のいわてグルージャ盛岡に所属する元日本代表DF西大伍が11月28日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。J1初優勝を成し遂げたヴィッセル神戸について語った。 【動画】「鹿島が、どちらかというとそっち」西大伍が初戴冠の古巣・神戸について語る 神戸で2019年から2シーズンプレーした西は、在籍時と今の違いをこう明かした。 「正直、エンターテインメントとして、見ている人が楽しいとか、いわゆる良いサッカーみたいな。『おお!』と言わせることが多いのは、僕が所属していた時期」 当時は、今年7月まで在籍したアンドレス・イニエスタに加え、ダビド・ビジャ、トーマス・フェルマーレンらが活躍し、「世界的に凄い選手もいたし、目ざしているサッカーの質も、パスをつないでいたので、楽しかったとは思う」と振り返る。 一方、「勝つのも大事」と結果の重要性を強調する。 「勝てれば、どういうサッカーをやっているかは、気にならなくなるもの。それに向かって、信じて行ける。(自身が11年から18年に所属した)鹿島アントラーズが、どちらかというと、そっち。どういうサッカーをしているかは、二の次で」 今年の神戸は「良い選手が多いチームだから、良いサッカーにはなるけど、良くない試合もあって。そういうなかでも我慢して勝つためにできるチーム」で、「何が変わったかというと、勝つところに、より重要視していけるようになったのと、チームのまとまり、一体感を見て感じた」と称えた。 スタイルの変化については、吉田孝行監督に戦術によるものではないと考えている。 「基本的に日本人の監督で、戦術をガッツリ持っている人っていなくて。僕も吉田さんとやっているけど、そんなに『こういう風にやるんだ』っていうのは、多分ない」 一方、「選手を信頼する。元選手なので、そういうのをできる。ある程度、選手に任せるのが良いことになる」と自主性を重んじたのが結果に繋がったと見ているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部