【韓国ドラマ】お正月休み「絶対、見たい!」韓ドラ史上に残る、超話題作5選
『恋慕』
王位継承者だった双子の兄の死により、男装して世子(王の世嗣ぎ)として生きていくことになる宮女と、初恋の相手で、のちに学問の師となる男性との宮廷ロマンス。 パク・ウンビンと、今や俳優としても大活躍のボーイズグループSF9のロウンによる王宮ロマンス。パク・ウンビンが演じるのは、暗殺された双子の兄に代わり、女であることを隠して男装の世子イ・フィとして生きることになったタミ役。そのタミの初恋の相手となるのがロウン演じるジウンで、成人してからイ・フィ(実はタミ)の司書(教育係)なり、二人のロマンスが展開されるという具合。通常の時代ロマンスは世子×身分の低いヒロインという組み合わせが鉄板ではありますが、世子(実は女子)×仕える男子という立場逆転のロマンスがこのドラマのミソ。
イ・フィがタミであることはもちろん、女子であることも知らずに惹かれていく自分に戸惑い、それでも好きを貫こう決めるジウンがめちゃ健気で反対にヒロインのように見えるし、韓服に身を包んだパク・ウンビンは決して大柄とはいえずむしろ華奢なタイプであるにも関わらず、その堂々とした立ち振る舞いや低く重いトーンの声などは本物の王にしか見えないという。そんな二人の間に立ちはだかるのが熾烈な権力争いと、親と子というしがらみと情愛。果たして二人はその試練を乗り越えて初恋から続く恋慕を成就することができるのか。世子として男子として気丈に振る舞うパク・ウンビンの秘めた恋心も切なく響きます。 ■Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中
『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』
高校時代に受けた、もはや犯罪以外の何者でもない凄惨極まるいじめ(熱したヘアアイロンを身体中に押し当てるという凄まじさなのですが、これ、実話に基づいたエピソード。)の加害者たちを、チェスの如く着々と追い詰めていく壮絶なる復讐劇。
復讐の相棒となる相手役を演じたのが、そう、イ・ドヒョン。大病院の後継者を約束された医師役なのですが、その育ち良さげ&誠実そうな見た目の奥には、実は父を殺されたという憎悪と復讐心を秘めている。ヒロインに惹かれながらも、白馬に乗った王子様にはならずに、一緒に剣舞を舞う処刑人としてひたすら支えるわけですが、そんな愛にギラギラしていない寄り添い感もまさにドヒョンにピッタリ。 どいつもこいつも、反吐を吐きたくなるほどのクズっぷりで、それをじわじわと貶めていくのは確かに痛快ではありますが、そうした個人的な報復に走るのではなく、そんな雑魚たちに直接手を下さずに、いじめを生み出す社会というか、もっと巨大な闇を相手に闘ってくれたら、と何度も思ってしまう。 ■Netflixシリーズ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」独占配信中
『私の夫と結婚して』
ベタなマクチャンドラマ(ドロドロな愛憎劇や復讐劇などを指す)を素敵な復讐ロマンスへと変えたのは、悪役たちの好演もさることながら、パク・ミニョンのヒロイン力によるところが大きいと実感。徹底した役作りとスターオーラに感服させられることしきり。 (エンタメライター 小田香) Amazon Original 『私の夫と結婚して』 Prime Video で独占配信中 © Studio Dragon by CJ ENM