上限年間4万円に 札幌市 敬老パス見直し案を市議会提出へ
札幌市は、敬老パスについて年間の利用上限を見直した修正案をまとめました。今月12日の市議会に提出する方針です。 札幌市は、現在年間およそ50億円にのぼる敬老パス関連の事業費が、今後さらに増加する見込みであることから、去年、年間の利用上限額を7万円から2万円に引き下げるなどとした新たな制度案をまとめました。しかし新制度案は、高齢者から「弱者切り捨てだ」などといった反発が相次ぎ、市が見直しを進めていました。 見直し案では、当初2万円としていた年間の利用上限額を4万円とする一方、利用開始年齢を70歳から75歳に引き上げます。市は今後、この案をたたき台に議論を重ね、2026年度からの新制度移行を目指す方針です。