「不適切にもほどがある!」最終回で市郎が見せたアップデート 劇的な変化に反響「いい教師すぎる」
阿部サダヲが主演を務め、宮藤官九郎が脚本を手がけたTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜よる10:00~)の最終回となる第10話「アップデートしなきゃダメですか?」が29日に放送。令和にタイムスリップした昭和オヤジ・市郎(阿部)のアップデートされた内面が描かれ、X(旧Twitter)では視聴者から、共感の声などがあがった。(ネタバレあり。以下、第10話までの展開に触れています) 【写真】純子がキュートすぎた「ふてほど」第10話場面写真フォトギャラリー 本作は、1986年に生きる中学校の体育教師で野球部顧問・小川市郎が、バス型のタイムマシンで2024年にタイムスリップすることから始まるコメディー。市郎が、コンプライアンス無視の「不適切」発言で停滞する令和の空気をかき回す一方、変化した価値観を知り、成長する姿が描かれた。
最終話では、タイムマシンバスの運行があと1往復分となってしまい、市郎は昭和に帰ることを決意。テレビ局プロデューサーとして働き、意図しない後輩への発言がパワハラとされてしまった自分の孫・渚(仲里依紗)を、最後のタイムスリップへと連れ出す。市郎の一人娘・純子(河合優実)は、令和の世界を知ったことでスケバンを卒業し、すっかり真面目な受験生に。そして、令和で長い時間をすごした市郎の内面も変化しており、昭和マインド全開の中学校の在り方に疑問を抱く。
中学校の校長(赤堀雅秋)が女装趣味を問題視されて退職に追いやられたと知った市郎は、犯罪ではない個人の趣味を攻める風潮に激昂。さらに、強制参加の飲み会では、女性へのセクハラが当たり前な雰囲気や、生徒に対して「時に愛の鞭も必要」だという教頭・佐伯(宍戸開)の言動に我慢ができない。
また野球部では、1人が失敗すると連帯責任でケツバットが当たり前だった自分の指導に「アホくさ」と吐き捨て、“地獄の小川”からの卒業を宣言。「プロになる奴はな、怒られる前にやるんだよ、自分で」と部員たちに語りかけるなど、すっかりアップデートされた姿を見せる。