台中アリーナ、あす起工式 設計の隈研吾氏が出席へ 完成は2030年予定/台湾
(台中中央社)中部・台中市で計画中の台中アリーナ(台中巨蛋)の起工式が11日に行われ、デザインを担当した建築家の隈研吾氏が出席する。完成は2030年を見込んでいる。 1万5500人収容のメインアリーナは音響に考慮した設計で、残響時間は2秒以内に抑えられる。音楽イベントの他、球技などのスポーツでの利用も想定されている。この他、3千~5千人収容のサブアリーナも建設される。 起工式では伝統的な安全祈願や鍬入れの他、ヒップホップグループ「玖壱壱」(ナイン・ワン・ワン)や男性グループ「W0LF(S)」(五堅情)によるパフォーマンスも行われる。 同施設の建設を巡っては、入札が8回にわたって不成立となり、予算は当初の65億台湾元(約300億円)から約100億元(約470億円)にまで増加した。 (趙麗妍/編集:田中宏樹)