車検と自賠責保険が切れた公用車を2ヵ月使用 福井県小浜市、職員29人が計106回の公務で使用
福井県の小浜市は10月2日、車検と自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)が切れた公用車1台を約2カ月間使用していたと発表した。 市によると、車検の有効期間が7月5日まで、自賠責保険が7月18日までの子ども未来課所管の軽自動車1台を、職員29人が7月6日~9月9日に計106回公務で使用し、527キロ走行していた。営繕管財課が5月31日と6月27日に車検対象車を庁内掲示板で示し、車検を受けるよう通知していたが、車両担当者と車両管理者が見落とした。 市は車両担当者を戒告の懲戒処分とし、車両管理者の課長を訓告、所属部長を厳重注意とした。杉本和範市長は「市民の信頼を損なう事態となり深くおわび申し上げる。再発防止を徹底する」とコメントした。 同市では2021年度にも、車検が切れた公用車1台を30日間公務に使用していた。
福井新聞社