企業の採用マインドが低下? 背景に物価高、最低賃金アップ 求職者は増加したのに、有効求人数が5カ月連続減 鹿児島労働局
鹿児島労働局は29日、9月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.03ポイント減の1.11倍で、2カ月ぶり減少したと発表した。有効求人数(同)は同2.1%減の3万7615人で5カ月連続で減少した。 レジ打ち15年、最近時給が上がった。うれしいけれど選挙公約に並ぶ「最賃1500円」は手放しで喜べない…「年収の壁」がある限り
同局は「求人の動きに弱さがみられる。引き続き注視が必要」と指摘した。有効求職者数(同)は同0.5%増の3万3851人で4カ月ぶりに増加した。 新規求職申込件数(原数値)は前年同月比2.9%減の6553人。新規求人数(同)は同12.1%減の1万2217人で、いずれも2カ月連続で減少した。 産業別では宿泊業、飲食サービス業が同39.9%減の548人となるなど、全ての業種で減少した。同局は「物価高に加え、最低賃金が上がり、採用マインドが低下している」と分析している。
南日本新聞 | 鹿児島