Vaundy「どんどん小さな世界を見るようになっちゃう」エゴサをやめた理由
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。12月14日(木)の放送は、Vaundyさんがゲスト出演。登場時のパーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とのやり取りを紹介します。
――2年間の変化
こもり校長:Vaundy先生は、2021年4月以来、2度目の来校です! Vaundy:よろしくお願いします! こもり校長:前回は大学生だったんですよね。今年の春に大学を卒業されたそうで、おめでとうございます。なかなか怒涛の2年だったんじゃないですか? Vaundy:いやもう……グシャグシャでしたよ。でも学生のときは……勉強をするわけでもないんですけど、それを口実に仕事以外のことができていましたね(笑)。 こもり校長:じゃあ今年からそれがなくなって、逆に慌ただしくなりました? Vaundy:そうですね。息抜きの時間というのを、自分でスケジュールしないといけないのが大人なんだろうな、っていう(笑)。 こもり校長:そうですね(笑)。しかも、前回は「YouTube、サブスクでのトータル再生数が6億回を突破」と紹介したんですけど……この2年間で46億再生を突破したと! Vaundy:すごいですね! 知らなかったです。 こもり校長:この2年間で、40億回再生されているんですよ! Vaundy:もうわからないです(笑)。超ありがたい! こもり校長:実感はあります? Vaundy:本当にないです。僕は第三者というか……言ってしまえば、他人に会うことがあまりないんです。友達と遊んでいたり、ものを作っていたりすることのほうが多いので。ゲームも……最近はマイクラをやっていますけど、そういう機会以外では他人と会わないので。あまり実感はないですね。 こもり校長:気にはならないですか? Vaundy:気になりはします。逆に見せられたら「お~」って見るんですけど、それ以外では……ほかに考えていることがいっぱいあるから。それこそ、ライブに来てくれた人を見て「今日はこんなに人がいるんだ、すげー」みたいな(笑)。 こもり校長:エゴサはされます? Vaundy:してましたけど、やめました。正直、「目に毒だな」って思っちゃって(笑)。「いい!」って言ってくれることも「悪い」って言われることも、両方が平等にあるように見えるじゃないですか? こもり校長:はい。 Vaundy:でも、そこにしかないものを二つに分けているだけなので。どんどん小さな世界を見るようになっちゃうから、良くないんじゃないかなって。選択肢って、与えられると選択するんですよ。でも選択肢を見ることすらしなければ、常にカテゴリーは大きいままでものづくりができるので。 こもり校長:たしかに! 僕はエゴサをよくするので、その小さいところで勝手に傷ついたり喜んだりしています(笑)。 Vaundy:(笑)。 ◇ Vaundyさんは、11月にセカンドアルバム『replica』をリリース。番組では、「1リッター分の愛をこめて」の制作エピソードをきっかけに、自身が制作する“ポップス”の特徴などに言及する場面もありました。