大谷翔平がリーグ単独トップの21号 自身7本目の先頭打者アーチ 3打数1安打1打点
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平は20日、標高1600メートルの高地、デンバーでのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場。一回の第1打席でセンターオーバー、バックスクリーンの森に打ち込む21号先頭打者本塁打を放った。20本で並んでいたオズナ(ブレーブス)を抜いて、ナ・リーグの本塁打王争いで単独トップに立った。 相手先発は今季3勝の左腕ブラック。3球、球筋を見極めてカウント2-1からの4球目、真ん中に来た89マイル(約143キロ)のシンカーを完璧にとらえ、打球はフェンス前でジャンプした中堅手の上を飛んでいった。大谷は二塁手前で本塁打を確認してゆっくりと一周、本塁を踏んだ。2試合ぶりの一発で、メジャー200本塁打まであと8本となった。先頭打者本塁打は自身7本目で、ドジャースでは初。打球の速度は101・5マイル(約163キロ)、角度は29度、飛距離は427フィート(約130メートル)だった。 二回2死一、三塁の得点機で回ってきた第2打席は選球眼の良さを見せて四球。四回1死走者なしの第3打席はフルカウントからの6球目チェンジアップに空振り三振。2番手の右腕モリーナに代わった六回無死一塁での第4打席はタイミングを外されて中飛。3番手右腕キンリーに代わった八回2死一塁での第5打席は一塁走者テイラーが二盗を決めた後、申告敬遠。 この日は3打数1安打1打点、1三振2四球で、打率は3割1分8厘。4試合続いていたマルチ安打は途切れた。 試合は四回に2番スミス、3番フリーマンの2者連続本塁打などで加点し、懸命の継投で反撃を3点に食い止め、5-3で勝利。ロッキーズ4連戦を3勝1敗で乗り切った。 21日からは大谷の古巣エンゼルスと本拠地で2連戦を行う。