韓国の大学入試、AI・半導体分野で合格ラインが急上昇…主要10大学調査
【11月04日 KOREA WAVE】韓国の昨年度大学入試における一般選抜(正規選抜)で、自然系分野の合格点が最も高かったのは医薬学分野で、その次にAI(人工知能)や半導体分野が高い傾向があることが明らかになった。人文系分野では“看板学科”として経営学の人気が高かった。 韓国の大手進学塾「鍾路学院」は、韓国大学教育協議会の大学情報ポータルに掲載された2021~24年度の主要10大学の一般選抜合格点(70%カットライン)を分析した。分析は、ソウル大学、延世大学、高麗大学など10校の合格者上位70%が取得した国語、数学、探求科目のスコアをもとにしている。 自然系の分野で、医薬学分野を除いた合格点トップ1~3位の専攻として最も多かったのはAIと半導体で、これにコンピュータ、電子電気工学、化学、化学工学が続いた。人文系では経営学、経済、メディア、統計、行政の順だった。 4年間の分析期間を通じて、人文系よりも自然系での「看板専攻」の変化が顕著だった。人文系では2021~22年度に経営関連専攻が上位を占め、2023年度は政治・外交専攻が最多で経営が2位を維持した。一方、自然系では電子電気工学やコンピュータが伝統的に多かったが、近年ではAIや半導体などの専攻が上位に食い込む傾向が強まっている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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