旧門司駅関連遺構の発掘調査報告 計画変更しない姿勢
九州朝日放送
歴史的な価値があるとして、保存を求める声が上がっている旧門司駅の関連遺構について7日、北九州市議会の委員会で発掘調査の中間報告が行われました。 北九州市は門司区の見つかった遺構を現地保存せず、公共施設を建設する計画を進めていて、記録保存をするため追加の発掘調査を行っています。 7日の市議会の教育文化委員会で、市は、新たに見つかった建物跡や市民に対して行われた現地説明会などについて報告し、調査終了後、速やかに建設工事の準備にとりかかるとしています。 委員会では、議員から「イコモスからヘリテージアラートが出されている中、一度立ち止まって議論すべき」などの意見が上がりました。 しかし、北九州市は、「老朽化の対策が待ったなしで、市民の安心安全を考えるべき。遺構に関しては一部移築して残すことを検討している」などとして、議会での決定事項に従い、計画変更をしない姿勢を示しています。
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