ワールドシリーズに向けてヤンキースタジアムで取材に応じたヤンキース・コルテス(撮影・竹濱江利子通信員)

【ニューヨーク22日（日本時間23日）】米大リーグのワールドシリーズ（WS＝7回戦制）は25日（同26日午前9時8分開始）にドジャースタジアムで開幕する。左肘の負傷でリーグ優勝決定シリーズまでロスターを外れていたネスター・コルテス投手（29）がヤンキースタジアムで取材に応じ、「正式ではないが、登録されると予想している」とWSで復帰する見通しを明かした。 【写真】大谷翔平の50－50記念カード　史上最高65万超を受注した 左腕は9月25日（同26日）に負傷者リスト（IL）入りし、9月18日を最後に公式戦では登板がない。「ワールドシリーズで投げることは人生に一度あるかないか。それだけ貴重なこと。ただ投げたいのではなく、チームの勝利のために貢献したい。今ままでのキャリアでもいろんな役割を果たしてきた。どんな場面でも投げる準備はできている」と腕をぶした。 この日はライブBP（実戦形式の練習）で28球を投じるなどリハビリは順調に進んでおり、WSでは救援で20―30球の登板が見込まれる。ドジャース・大谷翔平投手（30）との対戦については「タフな対戦になるのは間違いない。今までと違う見方をさせないと」とコルテス。投球フォームで幻惑し、話題となった過去の対戦にも触れ「変則スタイルやサイドスローで攻めたりした。今までは左打者相手には投げたことないチェンジアップを投げるかもしれない」とニヤリ。今季9勝1敗、防御率3・77の好成績を残した左腕がWSで帰ってきた。