大谷翔平、今季MLB最速の打球初速191キロ。味方も呆れる第6号本塁打
現在、打率、長打率、OPS、安打、二塁打でMLBトップを走るドジャースの大谷翔平が、現地4月23日(日本時間24日)に行われた敵地ナショナルズパークでのナショナルズ戦で、新たに打球初速でもMLBトップの座に躍り出た。
「2番・指名打者」でスタメン出場したドジャースの大谷は、9回の第4打席に右翼スタンド2階席へ『ロケット弾』的なソロ本塁打を放ったのだが、この打球初速が今季MLB最速の時速118.7マイル(191キロ)をマークしたのである。
これについて、スポーツ専門誌『スポーツ・イラストレイテッド』は、同日付で電子版にこの本塁打を伝える速報記事を掲載し、その冒頭で「ショウヘイ・オオタニは火曜の試合を迎えるにあたり、すでに好調の波には乗っていたが、2度のMVP受賞者はまさに物事を全く別の次元へと持って行った」とした。
その上で、「後世に残るホームラン」と伝えた一打が、「ホームランであるかないかに関わらず、2024年のMLBの全ての打球で最も打球初速の速い打球」「オオタニのキャリアで最速の本塁打にして、2015年のスタットキャスト導入以降ではドジャースの選手として最速のホームラン」だったことを伝えた。
また、記事ではこの本塁打が「スタットキャスト時代では、ポストシーズンを含めても歴代で12番目に打球初速の速いホームラン」であることについて触れつつ、「29歳の指名打者は打率.364、6本塁打、14打点、1.107 OPSとしている」が、「2024年は肘の手術により投球ができないにも関わらず、10年7億ドル(約1050億円)の契約の期待に応えている」と伝えている。
一方、全国紙『USAトゥデイ』は試合後、電子版に大谷のMLB今季最速弾を伝える記事を掲載し、その冒頭で、2万8036人の観客を前に、それまで快音を響かせていなかった「オオタニが観客をがっかりさせることはなかった」とした。
そして、「最後のどう猛な一振りで、救援投手マット・バーンズのスプリッターを右翼スタンド2階席へと運び、今季メジャーリーグで最速のボール初速をマークした」と伝えた。
記事ではチームメイトのジェームズ・アウトマンによる「あれは巡航ミサイルみたいだった。あれは不条理だね」とのコメントや、同じくチームメイトのミゲル・ロハスによる「彼のような選手と同じチームに居られることをありがたく思うね」と言ったコメントを併せて引用し、アウトマンの言うところの『不条理弾』の衝撃を捕捉している。
J SPORTS 編集部