中断していたリニアの山梨県内での先進坑掘削 1月8日再開とJR東海発表 静岡県境まで掘削予定
リニア中央新幹線の工事をめぐり、JR東海は、中断していた山梨県内での先進坑の掘削を2025年1月8日、再開したと発表しました。 JR東海によりますと、山梨県内の南アルプストンネルの先進坑の掘削をめぐっては、2024年5月に静岡県との県境から山梨県側478メートルの地点で中断していましたが、2025年1月8日に再開しました。 先進坑はリニアが走るトンネルの「本坑」と並行に掘り進め、本坑を掘る前に地質や湧水の状況を調査します。 JR東海は、これまで高速長尺先進ボーリング調査で地質などの状況を把握した県境手前まで、先進坑の掘削を進める予定です。 一方、県境から300メートル以内の区間の先進坑の掘削に入る前に、リスク管理の方法について、静岡県の専門部会で説明し、県の合意を得る方針です。
静岡放送