特大サングラスをかけ、センターから選手の動きを見る新庄監督（撮影・佐藤厚）

　「練習試合、巨人５－３日本ハム」（２７日、沖縄セルラースタジアム那覇） 　日本ハムが今季の実戦９戦目で初黒星。７勝１敗１分となった。沖縄での最後の一戦を終えて、新庄監督は「一回くらい負けておいた方がいいかなって。気持ち悪いでしょ」と話した。 【写真】全身黒コーデ＆影が印象的！　観客に手を上げて帰途につく新庄監督 　日本ハム守備陣が２度ライトゴロを狙うシーンがあった。初回、オコエの右前への痛烈な打球に、右翼・万波が捕球してすかさず一塁へ送球。四回には山瀬の右前打を処理した江越が、同様に一塁に送球した。ともにセーフとなったが、球場を沸かせるシーンとなった。 　新庄監督は「常にライナー性の打球が来た時には、キャッチャーがカバーに行くからファーストに投げて。逸れてもいいから一か八か勝負しなさいということは言っています」と説明した。 　実際に万波の送球は逸れて一塁ファウルグラウンドを転々としたが、バックアップに入っていた捕手・進藤がカバー。走者は一塁に止まった。 　「公式戦でもやってと。癖づけたら体が勝手に“刺しにいかないと”、となる。特にそんなに足が速くない右バッターの時は面白いでしょ？」と言う。可能性がある限り一つのアウトを狙うプレーを浸透させていく。