プレミアリーグ2位の成長率!! 15年でクラブの価値が約60%も上昇したブライトンで三笘薫の市場価格も1年半で16倍に
プレミアリーグのブライトンは今季、1901年のクラブ創設以来初となる欧州カップ戦(ヨーロッパリーグ)に出場し、「二足のわらじ」を履く状況で怪我人が続出するなど、初めての経験を味わっているところだ。 【動画】切れ味鋭いドリブルに注目! 三笘薫の23-24シーズンプレー集 プレミアリーグでは20試合を終えた段階で8勝7分け5敗の8位とやや苦戦している面は窺えるものの、今季のブライトンがひとつの高みに達したことは間違いなく、この隆盛を来季以降も維持することが現在の課題である。怪我人が徐々に回復し、現在は母国代表チームに合流している三笘薫やシモン・アディングラが復帰するシーズン終盤戦の巻き返しに注目が集まる。 十数年前には3部リーグに相当するフットボールリーグ1に属していた地方クラブが、2017年にプレミアリーグに昇格し、そこからこの世界最高峰と言われる舞台に留まり続け、ここ数年は大飛躍を遂げるに至ったサクセスストーリーにおいて、2009年の実業家トニー・ブルームによるクラブ買収は重要な出来事であり、「シーガルズ」は多くの改革を経て成績だけでなく、その価値も上げていった。 イギリスのサッカー専門サイト『Football365』は、プレミアリーグの全20チームが現体制(オーナー)となってからどれだけ価値を高めたかを、クラブ買収額と移籍専門サイト『TransferMarkt』による現在のクラブ市場価格の差額から付加価値(%)を算出し、ランク付けしているが、以下の通り、ブライトンは2位につけている。 1位:ルートン・タウン 76.3% 2位:ブライトン 60.2% 3位:ブレントフォード 54.7% 4位:フルアム 40.9% 5位:アーセナル 38.3% 6位:クリスタル・パレス 37.6% 7位:アストン・ビラ 34.6% 8位:ノッティンガム・フォレスト 32.5% 9位:マンチェスター・シティ 23.3% 10位:リバプール 23% 11位:バーンリー 22.6% 12位:ウォルバーハンプトン 19.1% 13位:ボーンマス 16.9% 14位:エバートン 16.6% 15位:トッテナム 13.8% 16位:ニューカッスル 11.6% 17位:シェフィールド・ユナイテッド 5.2% 18位:ウェストハム 1.5% 19位:チェルシー -5.3% 20位:マンチェスター・ユナイテッド -17.9% ブルーム・オーナーが前任者ディック・ナイトからクラブ株式の75%を取得した際に費やしたのは1億9547万ユーロ(約315億円)とのことで、ブライトンの現在の市場価格は4億9060万ユーロ(約790億円)。約15年間で、2億9513万ユーロ(約475億円)も価値を上げたということになる。
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