若村麻由美、『嘘解きレトリック』で松本穂香の母親役に 村川絵梨は女給役で初の月9出演
10月7日よりフジテレビ系で放送がスタートする鈴鹿央士と松本穂香がW主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』の追加キャストとして、若村麻由美と村川絵梨の出演が決定した。 【写真】松本穂香の母親役を演じる50代の若村麻由美 本作は、『ガリレオ』シリーズ(2007年~2022年)の演出・西谷弘とプロデューサーの鈴木吉弘のタッグで贈る“レトロモダン路地裏探偵活劇”。原作は、『別冊花とゆめ』(白泉社)にて2012年から2018年まで連載されており、累計発行部数100万部を突破している都戸利津による同名コミックだ。 物語の舞台は、昭和初期の九十九夜町。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(松本穂香)であったが、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(鈴鹿央士)に助けられる。鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”をもっており、そのために人々から疎まれてきたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行く当てのない彼女を探偵助手として受け入れて……。 若村が演じるのは、松本演じる浦部鹿乃子の母・浦部フミ。「人のウソが聞き分けられる」能力のせいで、故郷の村人たちから気味悪がられていた鹿乃子は、村人たちからさまざまな嫌がらせを受けていた。そんな鹿乃子を庇い続けていた母・フミだったが、鹿乃子は村を出ることを決意。「落ち着き先が決まったら手紙を書きます」と鹿乃子に言われたフミは、鹿乃子からの手紙を待ち続けている。 若村の月9ドラマ出演は、『シャーロック』(2019年)以来、5年ぶり。また、親子役となる松本とは、映画『みをつくし料理帖』で、松本演じる澪の育ての親・芳(ご寮さん)役で初共演を果たしている。人情時代劇となる本作の撮影期間中、若村は松本に着物での所作などをレクチャーし、共演者の中でも長い時間を共にした間柄になったという。 村川が演じるのは、「カフェー『ローズ』」にリリーという名で勤める謎多き美人女給・久我山小百合。当時のカフェーの女給はホステスのような役割で、小百合は美しく派手な見た目で「リリー」という名前で女給をしており、男性客を虜にしている。若い女給たちを束ねているリリーは、男性客の前で上手なウソで接客。“ウソ”に敏感な鹿乃子は、リリーの振る舞いや話し方だけでも彼女がさまざまな経験をしてきたことを見抜く。常に素を見せない謎多き女給だ。 村川のフジテレビドラマの出演は『うちの弁護士は手がかかる』(2023年/フジテレビ系)以来となり、月9ドラマ出演は本作が初となる。 若村と村川、プロデューサーの鈴木からはコメントも到着している。 若村麻由美(浦部フミ役)コメント 原作・台本を読んだ上での今作の印象 第一印象は、自分を受け入れ信じることの素晴らしさです。個性的な能力がある為に周りから阻害され、自分を否定し続け孤独に生きてきた娘、鹿乃子。母・フミも我が子を助けてあげられない自分を責め続け苦悩してきたと感じました。親元を離れた鹿乃子が、人との出会いの中から自分が人の役に立てることを知り、自分自身を受け入れていく過程が丁寧に描かれています。探偵案件の解決も痛快です。そして、母娘の再会も見どころです。 今作で親子役となる松本穂香の印象 前回共演させていただいたのは、映画『みをつくし料理帖』で、穂香さんは味を効きわける能力を持つヒロインで、私は、血の繋がりはないけれど母娘のように寄り添って生きる役でした。今回は実の母娘ですが、娘の能力の為にお互い心から触れ合えないでいる親子です。穂香さんは笑うと子どものように可愛らしく、目の深い輝きが鹿乃子にピッタリで共演がとても楽しみです。 演じるうえで心がけようとしていること 母であるフミは、我が子を傷つけたく無い、守りたいという思いから、自然と言葉少ない親子関係となり、お互い隔たりを感じています。苦悩からいつしか心が溶けるまで、娘への伝えきれない母心を大切にしたいと思います。 視聴者へのメッセージ 打ち合わせの時、“ドラマバージョンのフミは赤ちゃんをおんぶしています”と言われました。“え、誰の子ですか?”と戸惑う私…。ナント! フミの息子だそうです! 視聴者の皆様も、聞いてビックリ! 見てビックリ! ですね(汗)。 村川絵梨(久我山小百合役)コメント 今作のオファーを受けた時の感想 月9初出演、とても光栄に思います。今まで演じる機会が少なかった役柄なのでワクワクしています。 原作・台本を読んだ上での今作の印象 ノスタルジックな世界観が素敵で、主人公たちの特別な個性を通してさまざまな登場人物に出逢い、心が解れていく、ピュアであたたかいミステリー作品だなぁと思いました。 演じるうえで心がけようとしていること ミステリアスで妖艶で…女性としてなかなかハードルの高い役ですが、原作を読んで受けたリリーさんの印象をしっかり体現したいと思います。 視聴者へのメッセージ セット、衣装、メイクなど、この作品に関わる皆さんの熱い想いとこだわりが感じられる作品です! 是非ご期待下さい! 鈴木吉弘(プロデュース)コメント 鹿乃子を囲む二人の大人の女性。帰りたい故郷の象徴である母・フミ(若村麻由美さん)と、夢と冒険がつまった都会の象徴であるカフェーの女給・リリー(村川絵梨さん)。若村さんは、昨年の『この素晴らしき世界』でもご一緒し、本当に素晴らしい表現を堪能させていただきました。村川さんには、今回はじめてお会いしたのですが、大人の妖艶さが漂う謎めいた空気感を見事に作り出してくださっています。『嘘解きレトリック』は、鈴鹿央士、松本穂香、味方良介、片山友希という新時代のフレッシュなキャストたちを取り巻く、実力派の俳優たちの存在も大きな見どころの一つです!
リアルサウンド編集部