アメフト元部員6人を書類送検 日大OBも、違法薬物所持の疑い
廃部となった日本大アメリカンフットボール部を巡る違法薬物事件で、警視庁薬物銃器対策課は26日、麻薬特例法違反(規制薬物としての所持)の疑いで、OBを含む、いずれも20代の元部員6人を書類送検した。捜査関係者によると、6人は3年生の4人とOB2人。一連の事件で逮捕や書類送検されたのは計10人となった。 書類送検容疑は昨年2~6月、東京都内で大麻と認識して大麻のようなものを所持した疑い。 同部を巡っては警視庁が昨年8月に東京都中野区にある寮を家宅捜索して以降、3人を逮捕、1人を書類送検していた。 逮捕された3人のうち、麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた3年生(21)は今年1月に懲役1年4月、執行猶予3年の有罪判決が確定。公判で「部内で10人程度が大麻を使っていた」と証言していた。他の2人は麻薬特例法違反罪で罰金刑を受けた。同法違反容疑で書類送検された1人は不起訴処分となった。 アメフト部は1月に廃部の手続きが完了。日大は2月15日付で関東学生アメリカンフットボール連盟から退会した。