J1京都、5連敗ストップも勝ち切れず悔しいドロー 最下位脱出ならず、曺貴裁監督の進退問題は予断許さず
◆明治安田J1リーグ▽第16節 名古屋1―1京都(26日・豊田スタジアム) 京都は連敗を5でストップさせたが、悔しいドローとなった。これで5月は1分け5敗で、白星なしに終わった。 前半、名古屋のFWパトリックのシュートをDF陣が食い止め、流れを引き寄せると、35分にFW豊川雄太が先制ゴールを放った。MF平戸大貴がペナルティーエリア手前からゴール前にループパスを送り、右サイドから走り込んできたエースが右足を合わせてネットを揺らした。豊川は3月29日の東京V戦(味スタ)以来、今季3得点目をあげ、雄たけびをあげた。 後半は両チームともイエローカードが続出するなど、激しい接触が目立つなか、名古屋は前線2人を交代。ゴールを脅かしたが、京都のGK具聖潤(ク・ソンユン)のスーパーセーブでチームを助けた。しかし、1点リードの後半30分にゴールを許し、同点に追いつかれた。 京都は前節の広島戦で5連敗を喫し、試合後の会見では曺貴裁(チョウ・キジェ)監督が「自分にできる責任は果たそうと思う」と進退に関して言及したが、翌日の取材では報道陣に「僕がそのまま身を引くとか、辞める話にマスコミの方は捉えられた。ファイティングポーズを下ろすと言ったつもりはない」と弁解していた。連敗は阻止したものの、最下位脱出とはならず、予断を許さない状況に変わりはない。
報知新聞社