『僕らの世界が交わるまで』×フィン・ウルフハードのThe Aubreys 劇中使用曲の特別MV公開
2024年1月19日に公開されるジェシー・アイゼンバーグ初監督作『僕らの世界が交わるまで』より、劇中使用楽曲「Brother」の特別MVが公開された。 【写真】ギターを弾くフィン・ウルフハード 2022年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間のオープニング作品に選出された本作は、『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたアイゼンバーグの初監督作品。『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーンが、夫であるデイヴ・マッカリーと共に設立した映画/TV制作会社「フルート・ツリー」による初製作映画で、A24が製作に加え北米配給を手がけている。 DVシェルターを運営し社会奉仕に身を捧げる母エヴリンと、2万人のフォロワーを抱え、稼ぐことに一生懸命なオンラインミュージシャンの息子ジギー。ぶつかり合う親子の姿を描いた本作の劇中で使用されるのは、ジギーを演じたフィン・ウルフハード立ち上げのコレクティブ音楽プロジェクト、The Aubreysによる「Brother」だ。 「Brother」は、The Aubreysが2020年3月に配信した初の公式デジタルEP『Soda & Pie』の収録楽曲。The Aubreysは11歳のころから一緒に音楽を演奏してきたウルフハードとマルコム・クレイグが立ち上げたプロジェクト。『Soda & Pie』リリースの翌年には初のフルスタジオアルバム『Karaoke Alone』をリリースし、その後、アトランタで開催されたロックフェスティバルで初ライブを行い、『Alternative Press』誌の表紙を飾り注目を浴びた。ウルフハードが主演を務めたホラー映画『The Turning(原題)』にも楽曲を提供している。 今回、楽曲の配信のみだった「Brother」に本作の本編映像を合わせた特別MVが公開。アイゼンバーグ監督が「素晴らしいミュージシャン」と称賛するウルフハードの歌声を楽しむことができる。 なお本作には、ウルフハードも共同で製作したジギーの自作曲が数多く登場。ウルフハードは「僕が普段やっている音楽とはかなり違う」としながらも、「ジギーは生真面目といえるぐらいに真面目で、音楽を通して感情をさらけ出しているので、そこには何か美しいものがあるんだ」とジギーの楽曲の魅力について語っている。
リアルサウンド編集部