はんざきのアートやオブジェ、湯原らしい作品 岡山県真庭市の温泉街一帯、森の芸術祭合わせ
芸術の秋は温泉街で―。岡山県北で開催中の「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(24日まで)に合わせ、真庭市の湯原温泉街で、一帯をのれんやオブジェなどのアート作品で彩る企画が展開中だ。街並みを歩きながら謎解きゲームも楽しめる。30日まで。 【写真】リアルなはんざきオブジェ 旅館や飲食店といった36施設に県内外22人の芸術家によるのれんやタペストリーを掲げる。地域に生息するはんざき(国特別天然記念物・オオサンショウウオ)や、シンボルの露天風呂・砂湯などをモチーフにした個性豊かな作品が観光客を迎える。 旭川河川敷には松岡徹名古屋芸術大教授と地元住民らで作ったタイルアートがお目見え。温泉に入るかわいらしいはんざきの絵柄や大はんざきの伝説を紹介する絵巻物風などはんざきづくし。全長170センチもあるリアルなはんざきオブジェも登場した。 謎解きは湯原観光情報センター(同市湯原温泉)で受け付け。店頭の看板や顔出しパネルといった温泉街内にあるものをヒントに答えに迫る。初級(参加費500円)、上級(同1500円)の2種類を用意し、解答後にアンケートに答えるとプレゼントがある。 催しは湯原観光協会が主催。協会の伴野良子さん(59)は「アートや謎解きを通じて温泉街の隅々まで散策を楽しんで。最後は温泉に入ってリフレッシュしてもらえれば」と話す。 問い合わせは同センター(0867―62―2526)。