ハミルトン、フェラーリ移籍についての想いをSNS投稿「フェラーリに乗るのは、子供の頃からの夢だった……それを実現する時が来た!」
先週木曜日(2月1日)に発表された、ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍。ハミルトンは今季限りでメルセデスを離れ、2025年から跳ね馬ドライバーとなる。 【ギャラリー】ルイス・ハミルトン、全F1マシン(マクラーレン~メルセデス) そのハミルトンは自身のソーシャルメディアを更新。フェラーリ移籍発表後初めて、自身の想いを発信した。 この中でハミルトンは、フェラーリのマシンをドライブすることが、長年に渡っての希望だったと語った。 「様々な感情に満たされた、クレイジーな数日だった」 そうハミルトンは語った。 「皆さんもご存知の通り、メルセデスでの信じられないほどの11年間を経て、僕の人生は新たな1ページを迎える時が来ている。そして2025年からフェラーリに加わることになった」 「子供の頃には夢に見ることしかできなかったことをメルセデスで達成した後、今では子供の頃の夢を実現するチャンスを得られたことを、非常に幸運に感じている。それは、フェラーリの赤いクルマをドライブするということだ」 ハミルトンは幼少期、メルセデスがサポートするマクラーレンの支援を受け、カートを戦い、そしてメルセデスエンジンを搭載したマクラーレンからF1デビューを果たした。つまりメルセデスとは実に長い関係を保ってきたということになる。 そんなメルセデスと離れるのは、実に難しい決断だったようだ。 「13歳の頃から、メルセデスは僕の人生の大きな部分を占めてきた」 そうハミルトンは語った。 「だからこの決断は僕にとって、これまでで最も難しい決断だった」 「僕らが一緒に達成してきた全てのことを、信じられないほど誇りに思っている。そして長年にわたって一緒に仕事をしてきた全ての人の勤勉さと献身、そしてトト(ウルフ代表)の友情と指導力、貢献、さらにリーダーシップにとても感謝している」 「僕たちは力を合わせてタイトルを獲得し、記録を打ち破り、F1史上最も成功したドライバーとチームのコンビになった。そしてニキ(ラウダ/3度のF1王者で晩年はメルセデスの助言役)のことも忘れられない。彼は偉大なサポーターであり、今でも寂しく思っている」 「またこの26年間僕をサポートしてくれたメルセデス・ベンツの取締役会全体と、ドイツおよび世界中にいる社員の皆さんに、大いに感謝しなければいけないと思う。でも今は変化を起こし、新たなチャレンジをする適切なタイミングだと思う」 そしてハミルトンは今回の移籍を、マクラーレンを離れメルセデスに移籍することを決めた2012年9月と比較した。 「2013年に初めてメルセデスに加わった時のこと、未知の世界に信念を持って飛び込んだ時の気持ちを、今でも覚えている」 「当初はその決断を理解できなかった人もいたと思う。でもあの時僕が行動を起こしたのは正しかったし、今改めてそう感じている。この新たなチャンスに対して自分が何をもたらすことができるか、そして僕らが共に何をすることができるのか、それを見るのが楽しみだ」 「でも、今はまだ2025年のことは考えていない。今集中しているのは、今シーズンをメルセデスと戦うことだ」 「僕はこれまで以上に意欲的で、これまでに以上に健康だし集中力も高まっている。そしてメルセデスが再び勝利するのに貢献したいと思っている。僕はやるべき仕事に100%集中しているし、メルセデスとのパートナーシップを最高の形で終わらせると決意したんだ」 「僕と一緒にこの旅を続けてきてくれた皆さんに感謝する。僕が夢を追いかけている間、皆んなが僕を元気づけてくれた。これからも皆さんに誇りに思ってもらえることを願っている。いつものように、僕の愛と前向きなエネルギーを送るよ」
Adam Cooper