「平和への祈り込めた」 山形、渡辺えりさんが古希記念公演をPR
来年1月に70歳を迎える俳優・劇作家渡辺えりさん=山形市出身=が25日、山形市役所を訪れ、古希記念公演「りぼん」(1月22日、市民会館)について、「反戦と女性の生き方を題材にした作品。ユーモアが多いストーリーなのでぜひ見てほしい」と佐藤孝弘市長にPRした。 渡辺さん作・演出の「りぼん」は、山形六中時代に修学旅行先の横浜で、戦争によって引き揚げ船などとして使われた氷川丸に宿泊した体験が構想の発端となった作品。山形弁が使われ、歌や踊りがふんだんに盛り込まれているという。渡辺さんは「もう二度と戦争をしてはいけないという平和への祈りを込めた」と語った。 女性の活躍についても描いており、渡辺さんは「作品を書いたのは20年以上前だが、まだ阻まれている女性の社会進出も諦めてはいけないという思いで上演する」と意気込んだ。佐藤市長は「市民にとっていい機会になる」と話した。 チケットは市民会館などで販売している。