通天閣などが紫色にライトアップ 女性への暴力根絶を訴え
夫からの暴力など「女性に対する暴力をなくす運動(パープルリボン運動)」が12日に始まった。大阪市浪速区の通天閣ほか、東京タワー、さっぽろテレビ塔など全国約20の施設が紫色にライトアップされ、女性への暴力根絶を訴えた。 [図]女性の3人に1人がDV被害 危険から身を守る保護命令とは?
通天閣では、夕刻から高さ100メートルの鉄塔を紫色に染め上げた。道行く人たちは、いつもと違う色に照らされた浪速のシンボルを見上げ、写真に収めていた。国際的なキャンペーン「女性に対する暴力撤廃国際デー」の25日も紫色にライトアップされる。 通天閣近くの焼き肉店アルバイトの男性(22)は「いつもと違うからなんで? と思った。DV防止の願いが届くとええですね」と話していた。 パープルリボン運動は、1994年にアメリカで始まった女性への暴力の根絶を訴える活動で、紫色のリボンがシンボルとなっている。