「なりふり構わず必死だわ」石破首相、靖国神社に「真榊」奉納…選挙苦戦で焦り?「人気取り」との酷評も
10月17日から始まった靖国神社の秋の例大祭。本殿には「真榊」と呼ばれる鉢植えの供物が奉納され、「内閣総理大臣 石破茂」と記された木札が添えられていたという。 【写真あり】石破首相が奉納した「真榊」 NHKによると、石破首相は、これまで「真榊」を奉納したことはなかった。今回は、あくまで岸田前首相や菅元首相らの対応を踏襲したものだが、この行動も、総裁選時から石破氏が見せていた、意見を二転三転させる例に並ぶことになりそうだ。 石破首相は参拝は見送るというが、なぜ「真榊」を納める決意をしたのか。 「報道各社の調査で、自民党が単独過半数を割り込むという厳しい予測が相次いでいることが第一にあげられるでしょうね。 党内では、『保守系支持者の支持をつなぎとめるため』『総裁選の決選投票でシコリができた高市早苗議員を支持する議員たちとの融和を図るため』などの推測があります」(自民党関係者) 靖国参拝や真榊奉納では、周辺国からの反応も気になるところだ。特に韓国とは、1週間ほど前にASEANの会合で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と首脳会談をおこない、「シャトル外交を利用して緊密に連携していくこと」を確認したばかり。 実際、韓国外務省はさっそく「過去の侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀した靖国神社に日本の責任ある指導者たちが再び供え物を奉納したり、参拝を繰り返したことに深い失望と遺憾の意を表する」と報道官の談話を発表している。 「それでも、石破首相は党内右派との関係修復を優先したのではないでしょうか。衆院選で単独過半数割れとなれば自民党内で “石破おろし” が活発化する見込みです。石破首相としては、その “防衛” の一面もあると思います」(政治担当記者) 石破首相の豹変には驚かなくなったが、ネット上ではこの奉納に対し、 《おう!石破ちゃん!靖国は大事やで!》 《信仰しているのなら、例大祭にも対応しないと。けど、石破さんってキリスト教徒じゃなかったっけ?》 《靖国を政治利用するな!本物の愛国者はもっと怒れよ!人気取りに利用するな!》 《選挙で保守票が欲しいので、なりふり構わず必死だわw》 など賛否両論が巻き起こっている。厳しい選挙戦が繰り広げられるなか、首相自身が奉納した思いを語ることはあるのか。